観覧車のある「到津の森公園」に行くにはJR日豊本線に乗り、「南小倉駅」で下車するといいでしょう。
「南小倉駅」には改札を抜けるとみどりの窓口があり、ホームへ向かう際もエレベーターを利用できます。駅舎にはテナントが入っていて「久里寿」という婦人服のお店です。
駅前ロータリーにはタクシーが待機していますが、最寄りのバス停となると国道3号線まで少し歩くことになります。
駅前には商店街がありますが、テナント募集中の空き店舗も目立ちます。
「南小倉駅」の向かい側には目立つお店が2つあります。
ひとつはパンク修理の看板を掲げる「お食事の店くろねこ」です。
シャッターが閉まってたのでよくわかりませんが、謎に満ちたお店です(笑)
もうひとつは「北九州発!!からあげグランプリ金賞受賞店」というノボリが立つ「からあげ大ちゃん」です。
営業中とわかったら、どういうわけかお腹が空いてきたので(笑)立ち寄ることにしました。
骨なしももの醤油味と藻塩味、砂ずり串(砂肝)を注文しました。
店内には「からあげグランプリ」のトロフィが3つもありました!3年連続で金賞受賞していました。これはすごいお店に来てしまった。
からあげで他のお店と違いを出すのは難しくありませんか?と店主に尋ねると、
「観覧車が好きな方とと一緒です。全く同じに見えても好きな人には違いがよく分るものですよ。」
そんな風に優しく答えて下さって、骨なしむねの藻塩味をサービスで試食させてもらいました。むね肉のパサパサした食感のイメージとは全然違うものでした。
とても美味しく頂きました。元力士の店主に九州に発祥のからあげ文化について教えてもらいとても勉強になりました。次の大会も頑張って下さい。
「到津の森公園」まで大体、徒歩15分と伺ったので今回は歩くことにしました。
駅周辺の木町3丁目公園横の踏切を渡り、国道3号線に向かいます。清水の交差点から国道3号線をしばらく直進すると平成25年に完成したばかりの「大衆演劇館 宝劇場」があります。
日本独特のジャンルでもある「大衆演劇」の灯が小倉にはありました。
九州歯科大学附属病院の立派な建物を過ぎる辺りから「到津の森公園」の観覧車が顔を見せてくれます。
板櫃川に架かる清水橋にある銅像「架け橋の詩」が見えたら、次の上到津2丁目の交差点を左折すると「紳士服はるやま 小倉到津店」があります。
実はそこに「小倉到津球場跡」という記念碑があって、かつての九州野球界のメッカで日米野球の試合も行われたそうです。あのベーブルースが予告ホームランを放った伝説の地が「紳士服はるやま」にあるとは驚きです!
国道3号線に何台も通過するバスの誘惑に負けないで歩いて来てよかったです(笑)
「到津の森公園」周辺には「九州鉄道茶屋町橋梁」もあります。明治時代の煉瓦アーチ橋で「げた歯構造」で有名です。時間がある方は立ち寄って橋の左右の違いを確認してはいかがでしょうか?
「到津の森公園」の南ゲートエントランスから広がる「到津の森ワールド」を目にすると、徒歩15分(今回は30分!)の疲れもどこかへ吹き飛んでいきました。
[0回]