姪浜駅 観覧車巡りの最寄駅009
スカイホイールのある「マリノアシティ福岡」に行くには、福岡市地下鉄空港線に乗り、「姪浜駅」で下車するといいでしょう。
この「姪浜駅」は2路線の共同使用駅で、博多方面からの福岡市地下鉄空港線と唐津方面からのJR筑肥線がここを起点として乗り入れて相互直通運行している。
駅にはシンボルマークがあって、ヨットのデザインになっている。
駅ビルには主に「えきマチ1丁目」が入居している。ちなみに「えきマチ1丁目」という名称ではここが第1号店である。
「姪浜駅」の南口には有名なウサギと波のモニュメント「Dragon King Rabbits」がある。姪浜に伝わる「龍王うさぎの伝説」がモチーフとなっている。
その伝説とは、その昔、宋(中国)の地で学問を修めた大応国師という僧が帰国の途中、雪深い山の中で狼に追われているうさぎを助けて船に乗りました。玄界灘で船が暴風雨に遭い、いまにも難破しそうになったとき、そのうさぎが玄界灘に身を躍らせました。すると荒波がピタリとおさまって、大応国師の一行は姪浜の港に帰ることが出来ました。ほっとして空を見上げると、うさぎがきらきらと金色に光り輝いて、空高く舞い上がったかと思うと、やがて龍王の姿となって天に消えていったのでした。
その大応国師ゆかりのお寺でもある興徳寺も姪浜5丁目明治通り沿いにあります。
お寺の前にある案内板にもウサギのお話がでてきます。国の重要文化財「絹本著色大応国師像」が納められているそうです。
この辺りはお寺や神社が多くある場所でもあります。
近年、観光スポットとして声が上がるのが「住吉神社」でもあります。
河童を祀ってある神社としても知られていて夏には「かっぱ音頭」を踊る「祇園河童祭」があいます。露店も出ていてかっぱにキュウリをお供えして、かっぱの着ぐるみも登場します。
女性のかっぱ像があるのですが、今年、お亡くなりになった漫画家の小島功さんの描く日本酒メーカーの黄桜のCMを思い出しました。
さらに、知名度をアップさせたのがテレビ番組「クイズ$ミリオネア」にここの宮司が出場して、賞金で「住吉神社」の鳥居を建ててしまったことである。
鳥居には「みのもんた」の文字も刻まれてます。
この神社の前には「姪の浜歴史探訪案内図」という看板があり、チェックしてみると「元寇防塁」とありました。
「元寇」って日本史の教科書の世界にしか思えませんでしたが、こうして案内図を見てみると不思議と実感めいたものが生まれるものです。
ちょうど「マリノアシティ福岡」の近くにあります。
先程の大応国師といい元寇といい、この辺りは昔の日本の最前線という感じがします。
九州という場所が日本の歴史の中で、とても重要な場所だったことが窺えます。
空を見上げても、龍王うさぎにはちょっと出会いそうもありませんが、「マリノアシティ福岡」のスカイホイールが姪浜の港に光り輝いている姿を見ることが出来ます。
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