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荒川遊園地前停留所  観覧車巡りの最寄駅016



 観覧車のある「あらかわ遊園」へ行くには、都電荒川線に乗り、「荒川遊園地前停留所」で下車するといいでしょう。

 都電荒川線は東京の下町を走る路面電車として、テレビや雑誌にもよく取り上げられ、知名度もある人気路線。また、東京都民の通勤遊学などの生活の足としても欠かせない路線でもある。

 都電荒川線の前身は王子電気軌道。今でも「王電」と呼ぶ世代の方もいる。明治44年に開業して営業路線、営業距離を伸ばしていったが、経営は苦しくて順調な電力事業の足かせとなっていたそうだ。また、自動車が庶民の足として定着すると交通渋滞の一因として問題にもなっていった。

 昭和17年に電力、交通ともに統制されることになり王子電気軌道は消滅することになる。

 その後、事業は東京市(のちの東京都)が引き継いだものの、都電廃止の流れの中、次々と路面電車は消えていった。そして唯一残ったのが都電荒川線である。

 さて、「荒川遊園地前停留所」に降り立つと掲示板や時刻表の他にも、注意書きがありました。

 「荒川車庫」行は「荒川遊園地前」には行きません。

 「荒川遊園地前停留所」のひとつまえに、都電荒川線の車庫があります。距離はそう遠くはありませんが、乗車前にちょっとご確認を。

 電停からすぐの場所は交差点になっています。交差する道は荒川遊園通りと呼ばれ、交番や文具店のある方をそのまま歩けば「あらかわ遊園」のメインゲートにたどり着けます。

 「あらかわ遊園」までは、整備された歩道があり、公衆トイレや遊具、地下駐車場、ベンチ、「夢色の風」をはじめとするモニュメントなどがあります。さらに、荒川沿線名物のバラの花壇がここにもあり、「あらかわ遊園」にちなんで「アブラカタブラ」「かぐや姫」などのメルヘンチックな品種が咲いています。

 また「あらかわ遊園永久水利」の説明書きと取水栓を見つけました。荒川区では、火事などの災害に備えて隅田川からポンプで水を汲み上げて利用するシステムがあるんですね。

 さらに、このあたりの道路は遮熱性舗装されていて、太陽の熱と光を反射するようになっている。東京で問題になっているヒートアイランド現象の対策がされていると温度計付き掲示板がありました。

 さすが荒川区!(笑)

 整備された歩道の反対側を歩いてみると、下町の味が楽しめる店舗がちらほらとあるので楽しいです。お菓子やもんじゃ焼きのある「こどもの家きくや」、たこせんで有名な「ふく扇」、都電グッズの「きくや」、おでんやお惣菜の「おうちごはん いずみや」、本格カレー「ジョエルキッチン」などあるので、帰宅時には食べ歩きも楽しめます。

 また、「理容コーナー」という床屋さんがあって、通り沿いの窓に都電荒川線の写真や新聞記事、雑誌の切り抜きがたくさん貼られている。通行人を楽しませる工夫なのかな。

 「あらかわ遊園」の周辺には、東京水辺ラインという水上バスの発着場があります。隅田川がすぐ近くにありますから、タイミングが良ければ観覧車から水上バス「カワセミ」が見られるかもしれません。

 「荒川遊園発着場」から「小台橋」が見えます。橋が架かる前はこの辺りには渡し舟があったそうです。

 渡し舟に、路面電車に、水上バスと時の流れを感じるには十分な散策になりました。

 ちなみに「あらかわ遊園」周辺には野良猫が多いそうです。この日も2匹見かけました。

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