おまけ あらかわ遊園 下町都電ミニ資料館
「レンタルレイアウト」という言葉をご存知でしょうか?
鉄道模型を走らせる線路などの運転施設を提供するサービスのことだそうです。「ポポンデッタ」などの鉄道模型販売店でよく見かけますが、近年は様々な場所で「レンタルレイアウト」ができるようになってきたそうです。それだけ鉄道模型のファンが増えてきているのでしょう。
東京都荒川区で「レンタルレイアウト」している鉄道模型常設運転場「のぞみ会」という場所があった。都電や荒川区のPRに貢献したとして表彰されるほど有名な伊藤信男さんが会長をしていましたが、「のぞみ会」の建物が取り壊されることになり閉館を余儀なくされてしまう。
伊藤信男会長は「レンタルレイアウト」のできる場所がどこかにないかと探していたところ、「あらかわ遊園」にある西洋風の建物「ふれあいハウス」の1階を使わせてもらうことになり、新たに「下町都電ミニ資料館」として平成23年5月にオープンとなり、伊藤信男会長が資料館の館長となった。
「あらかわ遊園」の入園料さえ払えば「下町都電ミニ資料館」は入場無料。土曜、日曜、祝日に子供専用の「レンタルレイアウト」を行っている。他にも貴重な都電の関連資料を見られたり、伊藤館長の手作りの都電の模型が見られます。
「ふれあいハウス」の2階はイベントスペースとなっていて紙飛行機教室などが行われます。
さて、「下町都電ミニ資料館」の入ってすぐのところに、たくさんの鉄道模型が展示されていますが、その中央部に「昭和(むかし)の町なみ」と「平成(いま)の町なみ」に分けられて鉄道模型Nゲージと一緒に2つの時代の情景模型があります。そして「平成(いま)の町なみ」側に「あらかわ遊園」の文字の入った観覧車の模型があります。
伊藤館長が製作したかどうかは確かめていませんが、観覧車に「あらかわ遊園」の文字が入った模型はおそらくここにしかないと思われます。
ちなみに、「下町都電ミニ資料館」の2階に上がる階段に絵が飾られています。画家の千脇隆さんやイラストレーターのなかだえりさんの観覧車が描かれた「あらかわ遊園」の作品が見られます。
「あらかわ遊園」と都電にまつわる名物をもうひとつ。
「あらかわ遊園」のメインゲートから静態保存されている都電の車両が見える。
都民に愛された「一球さん号」こと都電6000型である。「あらかわ遊園」に保存されているのは、最後まで営業運転を続けていた「6152号」である。平成13年に廃車となるも、解体しないで保存して欲しいとの声に、保存先を公募した結果「あらかわ遊園」に平成15年やって来た。
「あらかわ遊園」は思い出を作る場所であると同時に、思い出を守る場所でもある。
さぁ、帰りも都電荒川線に乗って帰ろうか。
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