浜松駅 観覧車巡りの最寄駅006
観覧車のある「はままつフラワーパーク」に行くにはJR浜松駅で下車するといいでしょう。
浜松駅は高架駅でJR東海道本線とJR東海道新幹線が乗り入れしている県内でも2番目に利用者の多い駅です。静岡県には新幹線の停車する駅が6つもある事で有名ですが、浜松駅はその一番西側にあります。
駅ビルには「メイワン」(MAY-ONE)という商業施設が入っています。5月1日に開業したのが店舗名の由来だそうです。
浜松駅北口に出ると「キタラ広場」があり、噴水と「出世大名家康くん」のモザイカルチャーがお出迎えしてくれます。「はままつフラワーパーク」で開催されたモザイカルチャー世界博2009を連想させてくれます。観光客の記念撮影のスポットにもなっています。
「キタラ広場」の正面に浜松バスターミナル、東側に浜松のランドマーク「アクトタワー」があり、西側に本館・新館と並ぶ「遠鉄百貨店」が見えます。
バス到着までの時間、少し散策してみました。
「遠鉄百貨店」とバスターミナルの間を抜けて鍛治町通りに出て、遠州鉄道の高架下をくぐり、みずほ銀行とヤマハミュージック前のスクランブル交差点を渡りると、浜松アルコモール有楽街の南口まで来ました。
マツモトキヨシの隣に「黒田稲荷」という赤い連鳥居のある小さな神社を見つけました。
恐る恐る中を覗いてみると「奉納 アンコ椿は恋の花」という文字が目に入ってきました。
ご存じ”演歌の女王”都はるみがブレイクしたミリオン曲でありますが、どうしてこんなところに奉納されているんだろう?
地元の人に聞くと、この辺りを昔、呉服問屋の行商が呉服屋回りをしていたがサッパリ売れなかったそうです。途方に暮れた行商が、ふと黒田稲荷の近くの電信柱に貼られていた「都はるみコンサート」のポスターを見つけます。お稲荷様のお告げなのか行商はコンサート会場に行き、都はるみのステージ衣装に来てもらおうとお願いに行きます。黒田稲荷のご利益なのか呉服問屋の行商の着物を着てもらえることになり、お蔭で商売繁盛となるのでした。そして、呉服問屋の着物を纏う都はるみ本人もヒット曲を連発することになったそうです。
その縁でこちらに「アンコ椿は恋の花」が奉納されると、商売や芸能の神様として御参りする人がやって来るようになったそうです。
浜松駅周辺にはいくつか博物館があります。
地元出身の映画監督木下恵介の「木下恵介記念館」(はままつフラワーパークにも功績を讃える「木下恵介の丘」があります。)や、テレビ東京「TVチャンピオン」などで有名になった地元出身のプロモデラー山田卓司の作品が見れる「浜松ジオラマファクトリー」、「楽器の街」でもある浜松が世界に誇る「浜松市楽器博物館」などがあります。
興味のあるジャンルであればぜひ足を運ぶ事をお薦めします。
あっ!
バスの時間を過ぎてしまいました(涙)
仕方なくメイワンの8Fにある谷島屋書店とエクセルシオールカフェのBOOK CAFEで次のバスまで待つことにしました。
窓から市街をゆったりと眺めることが出来ます。
浜松市の魅力にもう少し触れたかったと思いながら、アイスラテを名残惜しむように頂きました。
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