愛知県名古屋市千種区にある「東山動植物園」に行ってきました。
かつては、戦後生き延びたゾウの「ゾウ列車」、大人気の「ゴリラショウ」、2匹のコアラの初来日などで有名な「東山動植物園」。現在はイケメン過ぎるゴリラとして写真集まで発売されたシャバーニや、あの佐野研二郎氏のデザインマークで何かと話題の尽きない。
昭和12年に現在の千種区に移転して「東山動物園」として開園したが、起源は明治23年と言われているから、かなりの歴史を持つ動物園である。
お目当ての大観覧車は。正門をくぐってすぐの北園にある遊園地を目指す。
もしも、お時間があるようなら遊園地の手前にある「スカイビュートレイン」に乗って、ぜひ園内を1周することをお勧めします。
「スカイビュートレイン」はモノレールで、広い園内をスムーズに移動できるように、動物園から植物園に向かいます。また、往復するのでそのまま乗車して動物園に戻ることもできます。
実は植物園から動物園に戻る帰路に遊園地の大観覧車が木々の間からチラリと見えるのが、とても感動的なんです。(笑)
大袈裟かな。(涙)
その景色を見てから遊園地に向かうと、足取りが違ってきます。
さて、大観覧車ですが、遊園地の一番高い所にあります。しかし、「東山動植物園」は坂道の途中からスロープが整備されています。
スロープと言えば、ここには「スロープシューター」という乗り物があり、「名古屋市認定地域建造物資産第17号」に認定され、平成23年10月には50周年記念イベントも行われました。大観覧車に向かう坂の途中にあるので興味のある方は、ぜひどうぞ。
レトロでスリルな乗り物です。時折、フクロテナガザルの奇声が聞こえてくる中、坂道を登りきると大観覧車です。
大観覧車は料金220円。きっぷうりばでのりもの券2枚購入。ベビーカー置き場もあります。
ゴンドラ数は20基で、動物の絵柄のアニマルゴンドラで、緑のコアラ、桃のゾウ、青のペンギン、黄のカバ、赤のソンゴクウと種類があります。
バレンタインやホワイトデーなどには、イベント料金で割引サービスも行われています。
ゴンドラ内にはうちわが備え付けれれていて、動物園の案内も掲示されています。
ゴンドラからの景色は、園内の「スカイビュートレイン」「東山スカイタワー」が勿論、見えるのですが名古屋ドームや、名古屋駅JRセントラルタワーズも見えます。
そして、もうひとつ「あの茶色の円柱形の塔はなんだ?」と気づかれる方が多いと聞きます。
「東山動植物園」の近くにそびえる塔の正体は「名古屋高速道路公社東山換気所」。
近くの「東山トンネル」の排気、送気を行う換気塔とのこと。
大観覧車の高さは39メートル。一周所要時間は約7分。ギアで駆動するタイプの観覧車。
大観覧車の脇に、記念メダル販売所がある。
実は観覧車の描かれた記念メダルが手に入ると思っていたところ、現在は販売していないときっぷうりばのスタッフの方に言われました。
ちょっと残念。
「東山動植物園」はまだまだ、あちこちで改装工事が行われて、これからも新しくなっていくようです。
10月3日から「第65回東山動植物園秋まつり」の期間となり、遊園地の乗り物パスポートが販売されるそうです。
もうすぐ紅葉の時期になります。観覧車にとっては一番、いい時期でもあります。
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