富士松駅 観覧車巡りの最寄駅005
観覧車のある「刈谷ハイウェイオアシス」へは、名古屋鉄道名古屋本線に乗り、「富士松駅」で下車するといいでしょう。
「富士松駅」は無人駅ですが、北口駅舎では理容室などの店舗が営業をしています。
北口を出ると、ロータリーのある駅前広場が整備されていますが、そこに立派な松の木が植えられていました。松の木の傍らに石碑がありました。刻まれた文字を読んでみると、
昔、桶狭間の合戦の際、今川勢が当地で過って通りすがりの富士権現参詣の道者を殺した。土地の人たちはこれをふびんに思い、丁寧に葬り記念に一本の松を植えた。
この松の木をやがて人々は「お冨士の松」と称するようになり、やがては「富士松駅」の由来
(かつては今川駅)ともなったようです。
さて、駅前にはバス停があります。そこで刈谷市公共施設連絡バスを使うといいでしょう。なんと、このバスは無料です!!ただ、本数が少な目なので、乗り遅れた方は駅の向かい側にある刈谷交通(カリコータクシー)の営業所があるので、そちらの利用を。
バスが来るまでの時間、少し散策してみました。
「富士松駅」をしばらく歩くと、国道1号線今川町花池の交差点に出ます。
この辺りにトヨタ車体富士松工場があるのですが、その周辺にはいくつかの小さな池が点在しています。そのひとつが「花池」です。
「花池」に向かいましょう。交差点を渡るとレイヤー型ソーラーパネルが印象的な株式会社FDが右手に見えます。その前を通って石川屋という肉の専門店の角を左に曲がって、まっすぐ歩くと、花池児童公園があって、その隣に「花池」があります。
池一面にハスの葉が広がっていました。花が咲いているか探しました。そしたら一輪だけ咲いているのを発見できました(涙)
冬には水仙が咲くそうです。
「富士松 池と花 四季の小径」という散策のモデルコースの掲示板が「花池」にあるので、水鳥や花に興味がある方は足を運んではいかがでしょうか?
実はこの辺りから「刈谷ハイウェイオアシス」の観覧車が見えてきます。
田畑で農作業している方や、工場で汗する従業員、近くの富士松中学校の生徒さんたちが、この観覧車を手を休めては時折、眺めていると想像すると嬉しくも羨ましく思えます。
さあ、バスの時間です!急いで戻らないと!
刈谷市公共施設連絡バスには「刈谷ハイウェイオアシス」の観覧車が綺麗にラッピングされています。
観覧車がここで暮らす人々の日常に溶け込んでいる。ビジネス面だけでは語れない”刈谷モデル”の正体を、短い時間で垣間見た気がします。
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